今回はパタンナーのお仕事についてご紹介いたします。
パタンナーは「パターン」と呼ばれる型紙を作る仕事で、洋服の仕上がりを左右する重要な職種です。
転職を検討されている方はぜひご参考にしてみてください。
パタンナーとは?
パタンナーはデザイナーが作成したデザイン画を元に、洋服の型紙を制作するお仕事です。
デザイナーの意図を読み取り、平面のデザイン画から立体へと仕上げていきます。
型紙は少しの違いでも仕上がりに差が出るため、シルエットや着心地を決定する重要な役割を担います。
専門的な知識やスキルが必要ですが、服づくりに深く携われ、技術のあるパタンナーは企業からも重宝されます。
また、経験を積むことでフリーとして独立することも可能です。
パタンナーの仕事内容
では、パタンナーの具体的な仕事内容をご紹介します。
■パターンの作成
デザイナーが作成したデザイン画を元にパターンを作成します。
パターンの作成は、マネキンに直接生地を巻きつけながら作業する立体裁断という方法や、紙とペンで平面に型紙を引いていく方法があります。
数ミリの差でもシルエットに違いが出てくるため、綿密な調整が必要となります。
■トワル作成
出来上がったパターンからトワルと呼ばれる仮縫いのサンプルを作ります。
トワルをデザイナーとともにチェックし、細かい修正を加えていきます。
マスターパターンという実際に縫製工場に提出するための型紙を作成し、サンプルを依頼します。
■サンプルチェック
工場からサンプルが出来上がったら再度チェックと修正を行い、完成したものを展示会に出します。
■量産用パターンの作成
展示会ののち、最終的な量産用のパターンを作成し、商品生産へと移ります。
パタンナーの仕事のやりがい
実際にパタンナーのお仕事の中で、どのような時にやりがいを抱くのかをご紹介します。
■イメージが実際の形になるとき
デザイナーがイメージしたシルエットや着心地をいかに再現できるかは、パタンナーの腕にかかっています。
イメージ通りの仕上がりになるパターンを作れた時はやりがいを感じる瞬間と言えるでしょう。
平面のイメージを立体に起こすのは非常に難しい作業です。
パターンを作る技術はもちろんのこと、デザイナーの意図を理解する力や、それを立体へと組み立てていく力が必要になります。
■自分の手がけた商品が店頭に並ぶとき
パターン作りはデザイナーや取引先とコミュニケーションを取り、何度も細かな修正を行います。
試行錯誤して作ったパターンが商品として完成することは達成感があり、やりがいを感じられます。
また商品が実際に店頭に並ぶ姿は、次なる仕事へのモチベーションに繋がるのではないでしょうか。
パタンナーになるには?
パタンナーは「服作りの職人」であり、知識と技術が必要とされます。
そのため、専門学校などへ通い基礎を学んで就職する方が多いです。
未経験の募集は非常に少ないため、まずはパタンナーアシスタントで実務経験を積み、キャリアアップするのが一般的な流れです。
キャリッジではさまざまなパタンナー案件を取り扱っております。
転職活動中の方も、ご検討中の方もぜひ一度お気軽にご相談ください。
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